阪竹行政書士事務所
著作権

動画・配信・ゲームで音楽を使いたい ― BGM利用で気をつけたい著作権の基礎

公開 2026.07.23更新 2026.07.23 著者: 阪口智紀(行政書士)

動画・配信・ゲームでBGMや楽曲を使うときの著作権の基礎を整理。曲そのものの権利と、演奏・録音(音源)の権利が別であること、フリーBGMや管理団体の確認ポイントを、断定を避けて大阪・堺の行政書士がやさしく解説します。

「この曲、動画に使っていい?」——音楽は権利が“重なっている”

動画・ゲーム・配信にBGMを付けたいとき、「好きな曲を使っていいの?」という疑問は避けて通れません。音楽は、実は複数の権利が重なっている分野で、他のジャンルより少し複雑だと整理されています。

さらに、音楽は権利を管理する団体(管理事業者)が関わることも多く、利用の窓口や手続きが分野特有です。この記事では、まず「何と何が別の権利なのか」という土台を整理し、確認のポイントをお伝えします。

※この記事は一般的な情報の整理です。音楽の権利処理は個別性が高く、運用も変わり得ます。実際の利用可否・手続きは、各権利者や管理団体(JASRAC・NexTone等)の公式案内でご確認ください。本記事では具体的な料金・数値には触れません。

1. 「曲そのもの」と「その録音」は別の権利

音楽を使うとき、まず押さえたいのが、大きく2つの層があることです。

たとえば有名な楽曲を「自分でカバー演奏する」場合と、「市販のCD音源をそのまま使う」場合とでは、関わる権利が違ってくる、という感覚が大切です。「曲はOKでも、その特定の音源は別」ということがあり得ます。

2. 管理団体が関わることが多い

音楽の著作権は、JASRACやNexToneといった管理事業者が権利を預かって管理していることが多いとされています。そのため、利用の場面によっては、これらの団体の手続きや、利用するプラットフォーム側の取り決めが関わります。

「どの権利を・どの窓口で・どう処理するか」は、利用の形によって変わります。正確なところは、各団体・各サービスの公式案内で確認するのが安全です。

3. 「フリーBGM」「商用可」の落とし穴

安心して使うために「フリーBGM」「著作権フリー」をうたう素材もありますが、ここも規約の確認が欠かせません(→フリー素材の落とし穴)。

「フリーとあったから」で済ませず、利用規約を実際に読むことが、いちばん確実です。

4. 使う前のチェックポイント

迷ったら、権利者・管理団体・配布元の公式案内で確認するのが基本です。

よくある質問(FAQ)

Q. 好きな市販曲を、自分の動画のBGMに使えますか?

A. 曲そのものの権利と、その音源の権利が別に関わることが多く、利用の場面ごとに手続きが変わります。プラットフォームの規約や管理団体の公式案内を確認するのが安全です。

Q. 自分で演奏・カバーすれば自由に使えますか?

A. 自分で演奏しても、曲そのもの(作詞・作曲)の権利は関わり得ます。カバーの公開には別の手続きが必要な場面があります。個別に確認しましょう。

Q. 「著作権フリー」の音楽なら何にでも使えますか?

A. 「フリー」の意味は配布元によって異なり、用途や表記に条件があることがあります。利用規約を必ず確認してください。

Q. イベントやゲームで音楽を使いたいのですが。

A. 利用の形によって関わる権利・窓口が変わります。まず「曲か音源か」「どこで使うか」を整理し、権利者・管理団体の公式案内で確認するのがおすすめです。判断に迷う場面はご相談ください。

この記事は一般的な情報です

本記事は音楽・BGMの利用に関する一般的な情報提供であり、権利処理は個別性が高く運用も変わり得ます。正確な利用可否・手続きは、各権利者や管理団体(JASRAC・NexTone等)、利用するサービスの公式案内でご確認ください具体的な紛争・交渉・裁判は弁護士の領域です。判断に迷うときは、具体的な状況にそって確認することをおすすめします。

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